ジーパン買ってみた
ウエストが約20cm減ったおかげで持ってるボトムスが全滅、色々と買い直しを始めたレオですこんにちは。
今回はダイエットで結果を出した自分へのご褒美とこの体型を維持するぞという決意を兼ねて、ちょっとよさげなジーンズを買ってみることに。
ファッションについては、オッサンになったこともあり興味を無くして久しいです(苦笑。ジーパンと聞いてパッと思いつくのは、Levi's、次いでLeeとかEDWINとかですか^^;。以前穿いていたのは知人から譲り受けたトラサルディのジーンズ。太っちゃって穿けなくなってしまったのですが、ダイエット中に再び穿けるようになり喜んだのも束の間、さらに痩せてブカブカになりまた穿けなくなりました(笑。そこで、一度某ジーンズチェーン店を覗いてみることに。ぱっと見印象的だったのは、ジーンズ売り場の半分以上を某エ○ウィンが占めてたこと@@; さすが日本企業、商魂たくましいといった感じですね。んで、それに追いやられるように隅っこの狭いスペースで、種類も少なくLevi'sが売られてました・・・。これを見て、買うのは絶対Levi'sだと心に決める。だがしかしこの店では絶対買わないと誓ったのでした(笑。
次はネットでLevi'sについての情報収集。(ワケワカメな用語が沢山出て来るので解説付きですw)
言わずと知れたジーンズの原点であるLevi'sですが、その中でも超有名なのは501ですよね。しかし、シルエット的には太くもなく細くもなく標準的なシルエット。今回は痩せた記念なので細めシルエットのジーンズがほしかったのと、501はどれもこれもボタンフライ(=フロントがボタン留め)でめんどくさそうだったので却下してしまいました。
細めシルエットというと、やや細めストレートの505、細めテーパード(=スソにいくにしたがって徐々に細くなっている)でスリム系の606、欧州企画もので股上が浅くスキニー系の511などがあるようです。どれにすっかなーと悩んでいた矢先、LVC(=LEVI'S VINTAGE CLOTHING )なるラインがあるのを知ってしまった。これは、リーバイスの長い歴史の中で各時代を代表するビンテージモデルにスポットを当て、素材やシルエットを追求したものを復刻生産しているラインらしい。値段も現行モデルに比べて若干高め設定で、記念に買うジーンズとしてはピッタリな感じ。
そして、その中で中心に位置するのもやはり501。リーバイスの歴史的変遷に合わせて様々な501がリリースされていて、44501、54501、66501など多数存在します。(左二ケタが年代を表していて、例えば66501といえば1966年当時の501を復刻したもの。)
そんな中、買うならこれしかないと思える1本を見つけることが出来ました。ネットではサイズがよくわからないので実際に試着してから購入したいところですが、LVCはジーンズ専門店ですらロクに売ってません・・・。なので、最後の手段で直営店へ行ってみることに。オラの住む街は田舎なので直営店なぞありませんでしたが、幸い本社がある某街にはあったので、会議に行った際についでに立ち寄って試着、無事買うことが出来ました。
1967年当時の505を復刻したものの1つで、67505-0047です。
LVCはほとんどが501、つまりほとんどがボタンフライである中、これは数少ないジップフライ(=フロントがジッパー)であったこと、そして、LVCの中では数少ない細身シルエットであったこと、そして何より、年がバレますが1967年という年がワタシが生まれた年でもあったことが決め手となりました^^;
細かなディテールをざっと紹介します。パッチは紙製。
ロットナンバーが505-0217となってますが、02はプリシュランク(=防縮加工デニム)を使用、17はリジッド(=糊がついたままの何も洗っていない状態)の意味だとか。リジッドのまま販売されているものがこの品番のようで、ワタシが購入したものはこれにUSED加工を施したものなので販売する上での品番が違うようです。ヴィンテージの多くがそうであるようにMade in U.S.A表記がありますが、これはタグを見るとトルコ製のようです。ウエストはおかげさまで32インチでも余裕だったんですが、腰周りがパツンパツンだったので33インチにしました。
バックポケットにはおなじみのアーキュエイトステッチ(=カモメステッチとも呼ばれる)とレッドタブ。
リーバイスのレッドタブが商標登録されたのは1938年で、レッドタブをポケットに取り付けるということ自体がリーバイスの特許になっているらしい。ジーンズの右バックポケットにレッドタブを付けられるのはリーバイスだけ。・・・らしいんだけど、確か某エド○ィンとかも付いてませんでしたっけ???
レッドタブの文字はビッグE(=LEVI'Sのロゴが大文字のEになっているものをこう呼ぶ。1970年くらいまでのディテール。現在はLevi'sと、スモールe表記となっている。)
ジッパーはタロン製。(=タロンとは鷹の爪という意味。ジッパーの元祖ともいわれている。タロン42は名器中の名器とされている。)
裾を折り返すとセルヴィッジが。(=布の端がほつれないように厚く織られた幅の狭い白い耳のこと。ヴィンテージスタイルのジーンズに施されており、メーカーによって色のついたステッチが施されている。リーバイスのヴィンテージものは赤いので赤耳と呼ばれる。)
これがあると良いアタリ(=穿き込むことにより出来るシワや色落ち。)が付くんだとか。
裾の部分はチェーンステッチ。普通はシングルステッチですが、やはりそれ以上に味わい深いアタリが付くらしい。
実は今回、一度は裾上げせずに持ち帰りましたが、若干かかとで裾を踏んでしまう感じだったので^^;、後日改めて持ち込み裾上げしてもらいました。数日後でも無料でやってもらえましたし、ちゃんとチェーンステッチで縫ってもらえます。一般的な店で裾上げしてもらう場合、シングルステッチでしか対応できない店も多いんだとか。このあたりは直営店で購入して良かったところですね。
とまあこんな感じです。書いてる本人もよく解ってません^^;。マニアな方の場合はリジッドの状態から穿き込み、自分なりのアタリを付け、色落ちを楽しみ、正に“育てる”のが王道のみたいなんですが、老い先短いオッサンなのでその過程は省略して加工ものを買ってしまいました(笑。ヴィンテージだからといってシルエットも古臭いのかというとそうでもなく、けっこう今どきな感じで股上も普通か若干浅めです。一生穿き続ける覚悟で体型維持に努めたいと思います♪